JJUGナイトセミナー「Javaの言語仕様策定とリリースモデルを学ぼう」に行ってきた。
リリースモデルが変わったという話しはチラホラ耳にしていましたが、
ちゃんと知らなかったので、参加しました。
本日は3本立て。
「新しいJDKリリースモデル解説」by 伊藤 敬さん
www.slideshare.net
セミナーは今回用の更新版スライドだったと思います。
公開され次第、貼り直します。*1
OpenJDKとOracle JDKの関係を正しく理解していなかったので、 今回の説明で理解することができたのは良かったです。
リリースモデル変更による、 OpenJDKとOracle JDKのバイナリの状態やサポート内容について対比して説明されていたので、 非常にわかりやすかったです。
Oracle JDKは原則有償サポートですが、
「開発・テスト・試作・デモの利用目的であれば無償で利用可能になる予定」とのことでした。
※「予定」なので、変更の可能性がある点はご注意ください。
Oracle JDKのLTSに対応するバージョンの他に、OpenJDKと同様に各バージョンが有償でリリースされるようです。 てっきり、3年毎のバージョンアップだけかと思っていました。
Oracle Java SE Subscriptionについても話題がありました。
購入は年単位で購入する必要があり、購入するとライセンス、サポート、商用機能の利用が可能になるようです。
対象はデスクトップとサーバで、それぞれ料金体系が公開されています。
2018年7月17日現在はドルの料金表だけですが、近日中に円の料金表が公開されるとのことです。
質疑応答の内容です。間違っていたら指摘ください。
Q1. 有償サポートを打ち切った後のOracle JDKバイナリの使用権はどうなるのか?
A1. 確認します。
(2018/7/20追記)
FAQに記載がありました。
オラクル Java SE Subscription FAQ
サブスクリプションを更新しない場合はどうなりますか?
Java SE Subscription が終了した時点で、 Java SE Subscription が有効だった期間にダウンロードしたすべての商用ソフトウェアの権利とオラクル Premiere サポートへのアクセスが終了します。もし Java SE Subscription を継続する意思がない場合、 Java SE Subscription が終了する前に、使用中の Java SE アプリケーションをオラクルの OpenJDK バイナリ (GPLライセンス)に移行することをお勧めします。これによって中断することなく、引き続きアプリケーションを実行することができます。
Q2. Deprecatedになった機能はLTSのバージョンであればアップデートリリースはされるのか?
A2. わからない。多分だが、そのような状況にならないように考慮すると思います。
Q3. JREはどうなる?
A3. JREは無くなります。JDKに内容されているJREを使うことになる。なので、今後はJDKをインストールしてもらう。
「これからのJCPについてー活動内容のアップデート」 by Naoko Hamamoto さん
「JCP = Java Community Process」
「JSR = Java Specification Requests」
JCPとはJSRを通じてJava技術規格を開発、改定するためのオープンなプロセスです。
JSRは誰でも提案は可能ですが、Excecutive Community(EC)の投票による承認が必要です。
JCPの運営プロセスもJSRで決まり、現在改訂版を提案しているところ。(JSR387)
JCPへの参加は簡単に個人でもできるので、ぜひ参加してほしいとのこと。
Java新機能観察日記 by きしだなおきさん
www.slideshare.net
Javaの開発プロセスの実態の印象として、JCPはカヤの外の印象があるらしい。
理由としては、OpenJDKはコードをガンガン書いて仕様を固めていく感じになっていて、
仕様を決めてからコードという現在のJCPのプロセスに合っていない感じがある。
JCPのプロセス改定には「Code first」が盛り込まれているので、今後はもっとJCPが絡むようになるかもしれません。
この辺、浜本さんがどう考えているのか聞いてみたかったです。友人の誕生会に行くのに懇親会は欠席したので。。
最新の動向や決定までの裏事情なんかは、メーリスなどを見ることでわかるので楽しそう。
最後に
会社内でリリースモデルについての説明とかやってみようかなー。
後、Type-CからVGAに変換するアダプタは需要があって、普段使わなくても持っているといざという時にモテる。
type-cからvgaに変換するアダプタの需要を感じる…#jjug
— 怒Mが通る (@do_M_gaToru) 2018年7月17日
お客様の中にUSB Type-CをVGAに変換できるケーブルをお持ちの方はいらっしゃいませんかー #jjug
— TKD (@2017takeda) 2018年7月17日
お客様の中にType-CからVGAに変換できる方はいらっしゃいますかという緊急アナウンス #jjug
— baby氏 (@babywkb) 2018年7月17日
お客様の中でUSB Type-CからVGAへの変換コネクタをお持ちの方はいませんか!!??#jjug
— しんどー (@shindo_ryo) 2018年7月17日
*1:公開されたためスライドを差し替えました。2018/7/20
Fn Projectについて調べて見た。①
Fn ProjectのTutorialを通して知った内容をメモります。
不明点はソース見ながら調べるので、ゆっくりやる予定です。
Fn Project について
Fn ProjectはオープンソースのFaaSプラットフォームです。
Fn Projectの特徴については@hhiroshell氏が本家を和訳してくれていますので、そちらを参照していただくのがいいと思います。
Fn Projectのオーナーが、それを作った理由と、プロジェクトのビジョンを語った記事。日本語訳を作りました!https://t.co/23FE00TJLF#fnproject
— Hayakawa Hiroshi (@hhiroshell) 2017年10月18日
Fn Projectは4つのコンポーネントで構成されています。
- Fn Server
- Fn Load Balancer
- Fn FDK's
- Fn Flow
今回は、Fn ServerとFn FDK(Java)を使ってTutorialをやってみます。
準備インストール
Docker
Before you Begin Before we can install Fn you’ll need:
- A computer running Linux or MacOS. If you have a Windows machine the easiest thing to do is install VirtualBox and run a free Linux virtual machine.
- Docker 17.10 (or higher) needs to be installed and running.
私の実行環境はMac上で動かすので、Dockerをインストールします。
Fn CLI
Homebrewがインストールされれば、以下のコマンドでインストールされます。
$ brew install fn
Linuxでは以下のコマンドでインストールできます。(Macでも大丈夫)
$ curl -LSs https://raw.githubusercontent.com/fnproject/cli/master/install | sh
インストールできたか試してみましょう。
以下のように出たらOKです。
初回はローカルにfnserverのDockerイメージがない場合は、Docker Hubから取得します。
$ fn start Unable to find image 'fnproject/fnserver:latest' locally latest: Pulling from fnproject/fnserver (中略) ______ / ____/___ / /_ / __ \ / __/ / / / / /_/ /_/ /_/ v0.3.495 time="2018-06-30T11:42:17Z" level=info msg="Fn serving on `:8080`" type=full
Dockerがインストールされていない or デーモンが動いていない場合は以下のエラーが出て失敗します。
$ fn start docker: Cannot connect to the Docker daemon at unix:///var/run/docker.sock. Is the docker daemon running?. See 'docker run --help'. 2018/06/30 19:54:58 Error: processed finished with error exit status 125
fn start
実行時には Dockerイメージ fnproject/fnserver
を使って fnserver
というコンテナを生成・起動します。
新人にJJUG CCCが楽しかったことを話してみた。
JJUG CCCに行ってから、社外でのコミュニティ参加が楽しいよって話を社内新人向けしてみました。
興味を持ってくれた人が数人いたので、やってよかったです。